【映画】第17回ムビリオ/「9時から5時まで」

ビブリオバトルのルールで映画を紹介しあうイベント「ムビリオバトル大阪」を主催している。

moviliobattleosaka.wixsite.com

気づけば第17回まで開催していた。こんなに続くとは思っていなかった…あまり気を張りすぎずゆるくやっているところと、何より参加してくれる皆さんの素晴らしさが楽しくやれている秘訣かと思う。

毎回心底「はあ楽しかった」と終えられるイベントなのだが、個人的に今回はとりわけ神回だったのではないかと勝手に思っている。事前に発表作を聞いて擦り合わせるようなことは一切していないにも関わらずバラエティ豊かで面白そうな作品ばかりで、みんなして「全部見たい」と呻きながらの苦渋の投票となった。

発表作品はこちら↓

テーマ「バトル」

  1. ベイビーわるきゅーれ(2021)
  2. 老人と海(1999)
  3. 9時から5時まで(1980)
  4. オフィシャル・シークレット(2018)
  5. ハミルトン(2020)
  6. 狩人の夜(1955)

今回私が紹介したのはこちら。

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9時から5時まで

<あらすじ>ある大企業に勤める女性3人がひょんなことから仲良くなり、協力して共通の敵であるハラスメントおじさんの副社長に立ち向かう。果たして労働環境を良くすることができるのか?

1980年のアメリカ映画で、配信ではディズニー+で視聴可能。全体的なトーンは気楽に見られるドタバタコメディという趣なのだけど、「お互い既婚なのにしつこく口説かれてセクハラされる」「自分の方が勤続年数が長いし優秀なのに後から入った男性社員が先に出世する」など、女性社員たちがぶつかる壁は今見てもリアルだ。そこは古くなっていてほしかった!*1(なんならみんな正社員っぽいし雰囲気が景気良さそうでいいな…と思ってしまわなくもない)ムビリオバトルでは言い忘れていたが、序盤で主人公3人組が1本のマリファナを順番にシェアして吸ってハイになりながら「副社長のおじさんを好きに懲らしめられるならどうしたいか」で盛り上がるシーンで「この映画は良い意味でヤバい」と確信。楽しいシスターフッドを見たい女性はもちろん、性別を問わず見てもらいたい。

ちなみに私がこの映画を観たきっかけは実はちょっと変わっていて、ポップミュージックの歴史を紹介するNetflixのミニシリーズ*2だった。カントリー音楽とポップの関係を取り上げた回でこの映画の主題歌である「9 to 5」が少し取り上げられていて、興味を持って映画も観てみたらメチャ楽しかったのだ。この曲は歌唱も作詞作曲も主演の一人であるドリー・パートンさんが手がけていて、聞いた感じはとても可愛いのに歌詞は意外と辛辣なギャップが魅力的な名曲なので、映画と合わせて主題歌にも注目してほしい。

*1:コピー機が今みたいなサイズではなく、部屋を一つ占拠するほどでかいところは時代を感じた

*2:This Is Pop: ポップスの進化

https://www.netflix.com/jp/title/81050786